第2バトル

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「そうなんですか。少し安心しました。ってことは五月の仲間だったりしますか?」 俺はあえて冷静になって聞いた。 明日の依頼のことを知っているのなら、 五月のことだってしってるはずだ。 「さーちゃん?仲間じゃないかもしれないな」 でた、レクト先輩の口癖、『かもしれないな』だ。 この口癖がでると言う事は五月と仲間だ。 「そうなんですか。明日、よろしくお願いしますね」 「よろしくね。あっそうだ! さっき一年の子から貰った【キャンディー】どうぞ」 「……ありがとうございます」 レクト先輩からは貰わなきゃ完璧に殺される。 普段にこにこしているレクト先輩だが、怒るとまじで怖いからな……。 怒るのだけはごめんだ。 「レクト先輩また貰ったんですか?ほんとに甘いものお好きですね」 そういえばこの前は、チョコレートを貰ったっけな? 「甘いものは世界で一番美味しいから~。さーちゃんにはさっきマカロンあげたっけ」 「え、そうなんですか!?」 それは意外だった。 あれは五月が買ってきたのだとずっと思っていた。 「そうだよ。さーちゃん大好物らしいから、あげちゃった」 「そうでしたか……」 「ん?どうしたの?さーちゃんからマカロン貰ったの?」 「貰いましたとも」 貰ったといわなきゃ殺される……。 「そっか、ならよかった。ところでお味のほ――」 「レクト先輩!もうすぐ授業です!!」 「もう授業か。時が経つのは早いね」 「そうですね。それではまた」 「ばいばい」 ふーあぶなかった。 五月から貰ったマカロン、さっき友達にあげたからな。 命は助かった。 さてと、俺も授業の準備を――。
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