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「ん?だってあの2人、中学の時付き合ってたんだよ♪」
『ほんと!?』
「だからあの2人がベストカップルになったらなんか面白そうじゃん」
『そぉっすか……』
チラッと後ろを見るとロムは口をとがらせて鼻との間にシャーペンを乗せて
窓の外を眺めていた。
あぁ……。
なんて……
間抜けな姿。
あのシャーペンさえなければ真面目な表情になったのにねぇ。
「よし!」
ロムはいきなり叫んで紙に文字をガリガリ書き始めた。
『ねぇ…誰の名前書いたん?』
「俺とお前♪」
彼はにくたらしいほど爽やかな笑顔で答えやがりました。
『…………はぁ!?』
私とロムの名前を書く人が他にいないのは分かってるけど
選ばれる可能性を0.000000000001%でも増やしたロムに怒りが沸く
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