奴の名は…

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    「じゃぁ先生は職員室行ってから教室いくから」 『ありがとうございました』 礼を言って先生と別れる。 B組のドアに手をかけた時 「ぉぉッッとぉ!!ぶつかっちゃった♪」 そんな声と共に背中に衝撃をうけた。 私の繊細な体はその衝撃に耐えきれずに重心を前に移した。 ガンッッ… 『~~~~ッッ!!!!』 そして私はめでたくドアとファーストキスをした。 私とした事が……不覚 『ぉめぇ…何すんねん!!』 うった鼻を押さえて振り向けば 足元に黒い影。 隠れてるつもりなのか? 『……。』 無視して教室入ろ  
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