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「君も、そう感じるの?」
「誰だって寂しさにはかなわないんです
だってそうでしょう? ?その寂しさを分け合う相手も、ぶつける相手もいないんです だから自分にぶつけて終わらせようとしてしまう」
少女の言葉はとても的を得ていた
確かにそうだ、寂しさだけは分け合えない
分け合う相手が居ないから寂しいのだ
誰かが居るのならそもそもさみしさを感じない
「寂しさは背負うしかないんですよ、一人で」
その少女の顔はとても深刻だった
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