0人が本棚に入れています
本棚に追加
/10ページ
ん…?
気付くと、そこは電車の中だった。
服装からして、通学途中で寝ていたらしい。
車内の人数はいつもより少ないようだ。
車窓からは、眩しい太陽が輝く。
ひょっとして?
慌てて携帯電話を見る。
9時21分。
もう一限目が始まっている。
すぐに母に連絡しようと思ったが、今何処にいるのかが分かっていなかった。
この駅は、この路線の終点だ。
終点から折り返せば、学校の最寄り駅に着くはずだ。
そのままこの電車に乗る事にした。
1・2分で、ドアは閉じた。
思った以上に早く閉じる事は考えていなかった。
そして、アナウンスが何事もないように流れる。
「次は、終点『沖縄』。」
最初のコメントを投稿しよう!