気付くと、そこは電車の中だった。

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ん…? 気付くと、そこは電車の中だった。 服装からして、通学途中で寝ていたらしい。 車内の人数はいつもより少ないようだ。 車窓からは、眩しい太陽が輝く。 ひょっとして? 慌てて携帯電話を見る。 9時21分。 もう一限目が始まっている。 すぐに母に連絡しようと思ったが、今何処にいるのかが分かっていなかった。 この駅は、この路線の終点だ。 終点から折り返せば、学校の最寄り駅に着くはずだ。 そのままこの電車に乗る事にした。 1・2分で、ドアは閉じた。 思った以上に早く閉じる事は考えていなかった。 そして、アナウンスが何事もないように流れる。 「次は、終点『沖縄』。」
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