気付くと、そこは電車の中だった。

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「沖縄」…? 車内の雰囲気もやはり普通の電車。 この電車がどう本土を越えて沖縄に着くのか分からない。 暫くすると、港が見える。 どんな感じに進むのだろう。 ワクワクしてきた。 しかし、水上バスと変わらないような感じで進んで行った。 違うのは、それが電車であることだけだった。 少しがっかりしたのとともに、大事な事を思い出す。 連絡しなきゃ! 急いで電話をかける。 幸い、まだ港に近く電波は届く。 人も、他の列車にはいるみたいだが乗っている列車は一人だけだった。 かけたら、母はこの事が普通のように話していた。 ちゃんと学校にも連絡してくれるそうだ。 電話の最後、時間の事を話した。 「終点に着くのは2時過ぎになると思うよ。」
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