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その頃赤ずきんちゃんはと言うと…
「あ~…ダルいな~…
ちょっと休憩すっかな。」
待ったりと休憩をしていました。
「喉乾いたな~…
でもコーンスープを飲むわけにも
いかないし…」
何て言って居ると…
「よぉ、そこのお嬢さん!」
チャラい声が聞こえました。
「あ"ぁ?」
「ヒッ!」
赤ずきんちゃんはとても、警戒心が強いためつい威嚇してしまいました。
でも一瞬ビビってしまったものの
狼はくじけませんでした。
「喉が乾いてるのなら俺とお茶しない?」
狼は極上の笑顔で言いました。
これですぐ堕ちるだろうと、
思いはいとも簡単に崩れ去ります。
「はっ?ヤダ!
なんで初対面のやつとお茶しない
といけねぇんだよ。」
クールな赤ずきんちゃんは、
冷たくいい放ちました。
でもそれでは、狼のプライドが
許せません。
「お願いだよ~!
一緒に飲もう?ねっ?」
捨てられた子犬のような目で見つめて言う狼の最終奥義を使います。
それを見た赤ずきんちゃんは
目をそらし、言います。
「あのさぁ…」
「なに!?」
狼は、堕ちたか?と思い笑顔になりました。
しかし、赤ずきんちゃんが
発した言葉は狼にとって、ひどく精神を追い詰める言葉でした…
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