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私には今、虐めのせいで友達が居ない。
それだと色々面倒かなと思って、いつも1人で居る岡崎さんに目を付けたんだけど。
当たり前だね、迷惑なの。
下手したらとばっちり喰らう訳だし。
そう。頭では分かってるんだけど……何故か諦めが付かない。
「日直の仕事?手伝うよ!」
「必要無いわ」
ばっさり切り捨てられた。
それでもめげない。
「けど重そうじゃん、ほら!」
彼女の持つ…先週提出した全員分の数学のノートを、無理矢理奪おうとする。
後は、予想の出来ることだった。
その勢いでノートは床に落ちて、バサバサと言う音と共に散らばって行く。
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