大好きです

出逢いとは突然にー如月 啓汰ー

「いてっ」
かかとに何かがぶつかった。
上履きを履いているがそれでも痛みは感じる。
かなり力が入っているのだろう。
後ろを振り向くと茶髪のあいつが涼しい顔で俺を見る。
俺が眉間に皺を寄せるとあいつはニヤニヤする。
「何だ？」