誤解

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「真由美さん、俺、本当に幸せだよ。真由美さんと出会えたことを神様に感謝しているよ。 きっと、俺達、世界一幸せな夫婦になれる。少なくても俺は世界一幸せだよ」 「ううん、残念だけど慎治さんは2番目よ。だって、世界一幸せなのは私だもの」 そう言って真由美はクスッと笑った。 「私とっても幸せ。幸せ過ぎて恐いくらいよ」 真由美は囁くように言った。 この幸せが永遠に続きますように……。 真由美は愛する慎治の腕の中で幸せな気持ちに満たされていた。心と体が1つに溶け合い、お互いの愛を深め合っていると感じられる幸せ……。 私はこの人と、ずっとずっと生涯幸せに暮らして行くのだと思った。 「子供は2人欲しい。男と女1人ずつ」 スヤスヤ眠っていたと思っていた慎治が突然そう言って、隣にいる真由美の方を向いた。 「何だ、眠っていたんだと思ったわ」 真由美がクスリと笑った。 「ねえ、真由美さん。結婚したら男の子と女の子2人生んでね。俺達の子供はきっと美男美女だね」 ニカッと笑って慎治が言った。 真由美は顔を赤らめながら頷いた。
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