踊り子が先生!?

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「みーつけたっ!」 ぼんやりと空を眺めていたアークシュタイナーの視界に、突然女の顔があらわれた。 「…っ!」 突然の事に思わずがばっ!と勢いよく体を起こすと、女も慌てて顔を離した。 「突然起きないで! びっくりするじゃないですか!」 「こ、こっちのセリフだ!」 ドキドキと驚きで落ち着かない心臓をなんとか落ち着かせつつ、まじまじと女をながめてみた。 歳は兄と同じくらいか。 腰より少し長い金髪に、金の瞳、肌は白く大きな瞳でまさに”天使のイメージ”のような美しい女性だ。 白い柔らかい素材の服を着ている為、より一層”天使”だと錯覚させる。 女はちょこんと座っており、びっくりした顔をしていたが、すぐにアークシュタイナーへ笑顔をむけた。 (なんだ…こいつ) 不審な目でみていると、女があっ!と何か思い出した顔をして、さっとアークシュタイナーの手を握る。 「お父様にあなたを探してきてって頼まれたの」 「…は?」 (なんでここにいるのがバレた?誰にもここの事は話していないのに) 驚きに手を振り払うのも忘れていたら、女はアークシュタイナーを立たせ、「お城に戻りましょう」と背中を押して、やや強引につれ帰った。
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