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「そういえばさっきの話の続きなんですけど、先輩恋人とか欲しくないんですか?」
「またその話か、好きだなお前も」
「いいじゃないっすか。今日来た子達とかどうでした?あの髪の短い子良かったっすよね」
「まあ、なあ」
「お、先輩あんな感じの子がタイプっすか。なるほどなるほど」
「タイプって程じゃないけど、まあ俺には縁の無い話だな」
「なんでっすか?先輩確かにイケメンではないし、気が利かないし、無愛想だし、あんまりもてるタイプではなさそうっすけど……」
ひどい言われようだ……
「お前言いすぎだろ。もういいよこの話は」
俺は一人足を速める。もう交差点は目の前だ。
さっさと帰ってテレビでも見よう。
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