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次の日も、その次の日も…
毎日からかわれた。
自然と黒谷と話さなくなって…
と、いうより話せなくなった。
恥ずかしくって。
話せなくなって数日経った頃…
「黒谷と話してる?」
友達がふと聞いてきた。
私は横に首を振る。
「話さなくていいの?」
「話したいけど…話せない」
「恥ずかしい…?」
「…うん」私は頷いた。
「なになになにー?
お前ら何の話してんのー?」
みやが話掛けて来た。
「なんでもな……」
「マミ黒谷と話したいけど
恥ずかしくて
話せないんだって!
みやなんとかしてやってよー」
なんでもないと
言おうとする言葉を
遮って友達が言った。
「マジで?
山口でも女らしいトコ
あるんだなー(笑)」
みやはそう言って笑った。
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