★約1ヶ月後…☆

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その日みやは 家まで送ってくれた。   2人とも何も話さず無言。     そんな状態のまま 家に着いた。   「今日はホントごめんな?」   「ホントイイッて…あたしも 泣いたりしてごめん。」   「いや…泣かした俺が悪い…」   そして再び無言になる。   「山口はあぁいうコトされるの 嫌…なんだよな?」   「…うん。」   「でも黒谷と話せないのも 嫌じゃない? 話したいんじゃないの?」   「…話したい。話したいよ… だけど話せないんだもん。」   「話したいなら話せば良くね? 俺は好きなヤツと話せないのは ぜってぇやだ。 好きな奴だから 話したいッて思うし 話しに行くもんじゃね? だから俺は――。」 「みやには分かんないよ!」   みやが話しているのを遮って 私は家の中に入った。     私だって好きな人と 話したい。 だけどそれが出来なくて 落ち込んでた時に そんな最もなコト言われたら…     みやの言葉が心にズンと来た。
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