★移動教室☆

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移動教室当日。   私は校帽を深く被って 大きなリュックを背負って 学校へ行った。   友達の親が見送りに来てて 羨ましく思ってた 小学5年生の私。   親が来られない事情は 分かってたけど やっぱり淋しかった。 来てないと分かってても キョロキョロ探しちゃう自分が居た。     必死で淋しくないフリをする。     そんな自分を隠して居た時 みやが話し掛けて来た。   「俺の親仕事だってさ~ まぁ高学年なんだし 親来なくても別に いっけどな! 楽しめれば良くね?」   それから日頃 話してる様な会話を ずっとしてた。 みやは私を慰めようと してたんだと思う。   みやと話してたら 淋しいのなんて あっという間に なくなっちゃった。   独りぼっちだったら きっと淋しくて 泣いてたかもしれない。
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