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ﾊﾞｽ乗り込む前
みやが言った｡
「山口～！」
(なんだろ…)
「なに…？」
「よかったな！(ﾆﾔﾆﾔ)」
「なんだよ！」
「黒谷とﾍﾟｱﾙｯｸだぜ！」
「は？」
「黒谷見たら分かるｯて♪」
ソｰｯと2組が乗る
ﾊﾞｽの方を見てみる｡
「あﾞｯ…」
その日私は
黒のｵｰﾊﾞｰｵｰﾙを着ていた｡
黒谷は茶色…orz
そういうｺﾄね…
「あｰはいはい｡
ﾍﾟｱﾙｯｸだねｰ」
「嬉しいだろｰ？」
「…めんどくせぇ(ﾎﾞｿｯ)」
「なになにｰ？
嬉しｰいんだろｰ？
黒谷とﾍﾟｱﾙｯｸで
嬉しいんだろ!?なっ!?」
「……あｰはいはい｡
嬉しい｡嬉しいですよｰ」
この一言があかんかった｡
ﾄﾞﾗﾏかよｯ！て
突っ込みがあっても
おかしくないｺﾄが起きた｡
そう…！黒谷が
聞いていたのだった…orz
ｯと言っても
みやの手下のﾃﾂとﾄﾓが
(ﾃﾂandﾄﾓな訳じゃない)
黒谷を連れて来て
聞かせるｯていう
みやの作戦だった訳だ｡
私はﾀﾞｯｼｭでﾊﾞｽに
駆け込んだ｡
その時段差にｽﾈをぶつけて
すげぇ痛い思いしたのも
思い出だな｡
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