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「大将ー!」
遠くから、誰かが走ってこちらに向かってきた。
この声、昨日聞いた声だ。
「ハァ…ハァ…!探したぜ大将…!」
和人「なんだ?どうした?また敵が来たのか?」
「んにゃ、只の報告だ。……って、もしかして大将デート中だったか?」
和人を大将と呼ぶこの人は、ニヤニヤと笑う。
とてつもない勘違いだが、他人から見ればどうしてもそう写るだろう。
和人「残念だが違う。あぁ…静流に紹介する。こいつは雅之。俺の親友で右腕だ」
雅之「どーも!雅之って言います!大将を支えることに命賭けてるモンです!」
和人「雅之、この子は静流。静流は刻の巫女だ」
私が頭を下げると、雅之は一気に表情が変わった。
雅之「刻の巫女って……まさかあの伝説の刻人様か!?」
えっ…?私伝説上の人物?
私って何者よ(笑)?
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