魔法

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目の前に広がる森。 この中に入ってくの……? 一慶「唯、震えてってけど怖いのか?(クスッ」 「こ、怖くなんかないしっ!」 一慶「ふーん(ニヤ」 実際、とても怖いです…… だって今にも何か起きそうなんだもん。 瑠樹「この森の近くにあるらしいから、手分けして探そう」 一慶「俺は唯と行く」 晃「なら俺は舞ちゃんと行く」 瑠樹「了解。見つかったら赤い花火を打ち上げてくれ」 「「了解」」 「舞、あとでねー(微笑み/手振り」 舞「唯も気を付けてね!狼に食べられないように(ニコッ」 「うん!」 あれ? この森に狼なんていたっけ? 一慶「唯、暑い……」 「だって……怖い……」 只今、一慶の腕にしがみついています。 一慶「さっきは怖くないって言ってなかった?(黒笑」 「言ってない!」 (ガサッ… 「きゃっ!!」 一慶「びびりすぎ(クスッ」 「うー……」 一慶「……あそこ、木がない」 「え?……ホントだ」 森から抜けちゃったかな? 一慶「……あれ穴だ」 「花火打ち上げよ!……ってどうやって?」 一慶「は?魔法に決まってんだろ?」 「へ?」 一慶「こうやんの(パチンッ←指鳴らす」 (バーンッ←花火打ち上がる 「すごーい!!」 一慶「こんなの普通」 私は初めて見たんだもん、魔法。 驚いたっていいじゃん。 これが全ての始まりだった――
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