谷本 敦司 たにもと あつし

2/15
前へ
/23ページ
次へ
僕は死にたかった 理由は高校でのいじめ 教師は見てみぬふり 両親は理解してくれない クラスメートは当然の如く無視 また僕はいじめられるために 学校へ足を運ぶ 下駄箱について扉をあける 眼に映るのは僕の代わりに傷ついた ぼろぼろになった上履き これが日常だと感じる僕の感覚は もう普通ではないのだろう 賑やかな声や楽しそうな顔が 僕を通りすぎていく その中で僕はたった一人 暗い顔をして教室へと進む
/23ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加