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今日もいつものごとく、
ぼんやりと、雲を眺めていると、
「…鈴木咲良さん!」
担任の絵里先生に、当てられていた。
「もう!いつも集中してないんだから!」
「…ごめんなさい💦」
クラスのお調子者の勇也達が
「えーい!また、怒られてやんのー!ヒューヒュー!」
と、はやしたてる。
「静かにしなさい!」
と、絵里先生がどなる。
すでに、この一連のやりとりは、お決まりのものとなっていた。
「咲良さん、56.4÷3は?」
「…えーっと…分かりません。」
「だっめだなー!こんなの18.8に決まってんじゃーん!」
「勇也君、正解!もうちょっと、女の子に優しくできるといいけどね。」
「せんせーい!
俺、そんなに完璧な男になると、
もてすぎて困りまーす!」
ドッと、クラスのみんなが笑った。
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