0人が本棚に入れています
本棚に追加
俺の名前は立川宏太。市立高校に通う2年生だ。
ありがちな出だしで申し訳ない。
作者のやる気がないもんで。
寝る前の暇潰しにダラダラと書かれる小説の主人公。なんとも情けないな。
「おっはよーう!」
元気に声を書けてきたのは幼なじみの坂上風歌。
毎日一緒に通学していて、っていっても待ち合わせてる訳ではなく、俺が歩いてると風歌が合流してくる。今も通学路の坂の中程で後ろから抱きつかれた。
風歌の方が背が小さいので、飛びついてきたはいいが俺の首は悲鳴をあげた。
「ぐえっ」
っと。
「離せバカ!」
いまだ俺の首を話さない風歌の手首を握りながら言った。
「ごめんごめん!」
まったく反省してなさそうな輝いた笑顔で風歌が言う。
「お前絶対反省してないだろ。」
なんて反抗してみるがすでに風歌は気にしておらず、天気いいねー。とか、今日の朝ごはんは豚骨ラーメンとチャーハンだよー。とか、もうなんかいろいろめんどくさくなっちゃうようなこと言ってた。
朝からラーメンとチャーハンって、お前の胃袋どうなってんだよ。
最初のコメントを投稿しよう!