882人が本棚に入れています
本棚に追加
「弘樹…新品有るか?」
「さすがにもう無い。」
俺まだミミセン買ってないんだよな……
不良君と瀬戸君も持ってないらしく、不良君は首を横に振り、瀬戸君は苦い表情をしていた。
「………まぁ、ちゃんと耳塞げばなんとかなるか。生徒会よりマシだし。」
「…そうだね。きっと慣れるよ。俺も慣れたし。」
それは瀬戸君が特殊なのでは。
「うーん。じゃあ、耳塞げばいいんだな!?」
「そうそう。何があっても耳から手を離すなよ。」
「分かった!!!!!!」
さて、んじゃ。
行きますかね。
俺はウォークマンの再生ボタンを押して、扉に手をかけた。
最初のコメントを投稿しよう!