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「でも、さっきの深水君は確かに凄かったね…」
え、瀬戸君まで何言ってんの。
「突然ステージに上がったと思ったら、ペラペラと話進めるし……。慣れてるの?」
瀬戸君が片付けをしていた手を止めて聞いてくる。
「いや、全然。敬語も結構おかしかったろ?」
「えぇ~、そんなことなかったよ~。」
「ふんっ!!!!」
「うおっ!!!!!?」
会計が話に入ってきたからまだ持ったままだった長机を振り回した。
「ちょっと深水君、長机壊さないでね…」
「頑張るー(`∀´)」
「ちょ、それより振り回すの止めよう!!!?
((°Д°;)))」
それからしばらく、俺と会計の長机と素手による攻防が繰り広げられた。
講堂付近を通ろうとした生徒達が、謎の叫び声に冷や汗を流したのは言うまでもない。
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