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それから留意は自分の昼飯をテーブルに並べて俺に何の加工もされてないレモンを手渡してきたので、体に巻き付けていた布団を急いで部屋に投げ入れた。
留意はちゃんと俺の分の昼飯(レモンじゃない)も用意してくれたらしく、盛大に溜め息をつきながらもテーブルに並べてくれた。
なにもそんな盛大に溜め息つかんでも、と言いたかったけど、今度こそ昼飯がレモンに取って変わられそうだから止めといた俺お利口さん。
とか考えている間に食事タイムに入る。
「……………………」
「……………………」
食事中、俺達は基本的に無言だ。何故なら留意が喋らないから。俺から話しかければ一応相づちは打つけど、それしかしないから会話にならない。
にしても、何か喋ってないと集会のときのこと思い出しちまうなぁ…。さっきは夢にまで出てきたし………とか考えてると箸が空中で止まる。
……あれ、小説とかマンガだと完全にフラグ建ったよな。
いや、でも俺男だし。
あっちも男だし。
流石にそれは無いだろwww
……いや、だから。俺それ見に来たんだって。男×男とかむしろ桜の木に蔓延ってる黒い毛虫並みにあるんだってここ!!
問題は俺が男だってことじゃない。俺はホモじゃないってことだ!!!!!!!!(必死)
俺はホモじゃない俺はホモじゃない俺はホモじゃないホモじゃないホモじゃないホモじゃないホモじゃないホモじゃないホモじゃない俺はホモじゃないホモじゃない俺は………
「……どうした?箸止まって…」
「ホモじゃない!!!!!!!!!!!!!!!!!!<●>□<●>(クワッ!!)」
「……どうした」
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