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驚いた。
心底驚いた。
驚嘆した。
「さすがにその物言いはないだろう…」
弘樹が「みかねた」という雰囲気を醸しながらそう言ってくる。
平凡君の方を見ると、不安そうな顔していた。
「いや、その。……驚いて」
「平凡君は充分驚いている。」
「そうじゃない俺が驚いたんだそして黙れ弘樹。(ギロッ)」
「はい……」
この空気ブレイカーが。
…巧く言えてないな。
「驚いたって…?」
「ん?あぁ…あまりに真面目だから。」
だって……助けられたからって、1回会っただけで話したことも無い奴に、普通わざわざお礼なんて言いに行くか?俺なら行かない。
「……すみません?」
「何で謝るの」
平凡君の不思議な反応に思わず笑ってしまう。
「君も食堂行くの?」
「あ、はい!」
「じゃあ、一緒に行く?まだ慣れてないだろ?」
「いいんですか?」
「いいよ。」
タラララッタタ~♪
平凡君が仲間になった!
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