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目を瞑って少ししたら、体を投げ出されるような感覚を受けた。そっと地面に置かれた訳じゃないから結構痛い
「痛たた…」
「おう、無事だったみたいだな」
「その声は」
声が聞こえたから、そっと目を開けて周りを見てみたんだけど、さっき居た公園じゃない見慣れない景色が広がっているだけで、狼はどこにも見当たらないんだけど
「え、どこに居るの?」
「ここだここ」
そう言うと僕の体から透かすように狼が現れる
「え、一体どこから現れて…」
「お前に取り憑いてるって言っただろ。だから一時的に半霊体みたいになってお前の中に宿る事が出来る。さっきは急だったから咄嗟にやったんだ」
「咄嗟だからってそういうのはちゃんと許可とってくださいよ、何だか心臓にも体にも悪そうだし…」
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