第一章:出会いと別れと新天地

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「で、ここは一体どこなんです?」 「それはこっちだって聞きたい。お前が妙な力に引っ張られるのを見て慌てて付いて来たんだからな」 「そうだ、携帯電話は…」 しまった、財布はおろか携帯電話も鞄にしまってたんだった 「えっと、僕の鞄知りません?」 「鞄?ああ、それなら置いたままだからここにはないぞ」 困った事になった。こんなよく分からない場所に放り出されて、助けを求める為の連絡手段もない。日が暮れるまでにはもう少し余裕はありそうだけど、行く宛もないんじゃどうしようもない
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