第一章:出会いと別れと新天地

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「それはさておき。ちょっといいか?」 「なんです?」 「気付いてないのか?耳澄ませろよ」 前よりかは確かに聞こえは良くなってはいるけど、一体何を聞けって言うんだろう 「別に変わった物は聞こえませんけど」 「ん?俺の耳だし聞こえは良いはずだが…、まだお前さんの体に馴染むまで時間かかるのかね」 「馴染んだら元に戻れないとかないでしょうね」 「そんなことよりもだ。何が言いたいかって言うと、そこの木の影とか草村をよく見てみろよ」
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