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うっ……アルトのこの目はニガテなんだよなー……。
僕を軽蔑しながら嘲笑ってるような……。
ムカつく。
そんな感情を一切出さずに、僕は言いきった。
「べ、別にそういうわけじゃないぞ。ちゃんと理由があって、僕が一番適任だと思ったんだ!本当だぞ?」
半分本気でそう言うと、はいはいはいはい、と流された。
『はい、は一回だ』と、いつもお前はうるさいくせに……。
アルトのくせに、本当ムカつく。
そしてアルトは不機嫌になった僕をおいて、運んでいた資料の片付けと、局長室へ詳細を聞くためにさっさと行っしまった。
……まぁ、いい。
これで口うるさいアルトとは、当分おさらばだからな。
さて、早速その学園に行くための準備をしよう。
僕はこれからのことを思うと、頬の緩みが止まらなかった。
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