出会い

3/10
前へ
/10ページ
次へ
「ねぇねぇ」と猫撫で声を出す自分。 「にゃ~に~」と応答する自分。 この声が自分の家族に聞かれていたら、私は赤面するだろう。 「ねぇんぇ。いしょにねよ」 「いいぉ」 ベッドに横になり、くしゃくしゃに丸まっていた毛布を肩までかけた。 その時ふと自分を慰めたいと私は思った。 なぜなら体を横に倒したせいなのか、それともそれがベッドの布団に当たった刺激によるものなのか、私のそれは充血により大きく硬くなることをしていたのだ。 「トイレットペーパーが必要だな」と私はつぶやいた。
/10ページ

最初のコメントを投稿しよう!

7人が本棚に入れています
本棚に追加