出会い

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背中がゆっくりとベッドの布団から離れていく。 私は手を腰の横に据えながらゆっくりと上半身を起こした。 「さぁ~て始めようか」 クローゼットのドアを両手で開け、下を眺めると、そこには真っ白なトイレットペーパーが横たわっていた。 「こういうことか」 そうつぶやいた私は、腰をかがめ、トイレットペーパーを左手で持ち上げた。 「これで自らを慰めることができる」
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