君が私にしたこと。【二週間前】

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「みーおっ」 「また窓から入ってきて…危ないよ?」 「だって、めんどくさいし。いいじゃん、45センチあるかないかぐらいだし」 「でも危ないものは危ないの!」 「まあ、どっちかが火事った時、道連れになるけどな」 「それはイヤ」即答。 「…ぷっははははっ」 「ふふふふっ」 「おわっ…と…っぶねー…」 「だから言ったじゃん。窓辺で笑ってるからだよ、もう」仕方なく手を差しのべる。 「ははっごめんごめん…おわっ」 「きゃあっ!?」 輝がそのまま倒れてきた。 運良く…いや、悪くベッドの上だった。 そして輝が私の上に被さった感じの状態。 「ちょ、早くどいてよ…っ」 「このまま聞いてくれ」 「何いきなり改まって…しかもこの状態」 「直球に言う。お前が好きだ、美桜」 「は?何言ってんの?バカじゃん?」 「だから好きだっつってんの」 「突然何かと思ったらそんなことか」 「そんなことってなんだよ」 「言っとくけど輝の事なんて一度も好きになったこととかないから」 何で…どうして、素直に好きって言えないのかなー私。 …そうだ。乃愛が輝を好きなんだっけ。
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