0人が本棚に入れています
本棚に追加
「みーおっ」
「また窓から入ってきて…危ないよ?」
「だって、めんどくさいし。いいじゃん、45センチあるかないかぐらいだし」
「でも危ないものは危ないの!」
「まあ、どっちかが火事った時、道連れになるけどな」
「それはイヤ」即答。
「…ぷっははははっ」
「ふふふふっ」
「おわっ…と…っぶねー…」
「だから言ったじゃん。窓辺で笑ってるからだよ、もう」仕方なく手を差しのべる。
「ははっごめんごめん…おわっ」
「きゃあっ!?」
輝がそのまま倒れてきた。
運良く…いや、悪くベッドの上だった。
そして輝が私の上に被さった感じの状態。
「ちょ、早くどいてよ…っ」
「このまま聞いてくれ」
「何いきなり改まって…しかもこの状態」
「直球に言う。お前が好きだ、美桜」
「は?何言ってんの?バカじゃん?」
「だから好きだっつってんの」
「突然何かと思ったらそんなことか」
「そんなことってなんだよ」
「言っとくけど輝の事なんて一度も好きになったこととかないから」
何で…どうして、素直に好きって言えないのかなー私。
…そうだ。乃愛が輝を好きなんだっけ。
最初のコメントを投稿しよう!