私は君の幸せを願うよ。【現在】

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その代わりに弱点もいっぱいある。 野菜嫌い。不器用。天敵がいる。毎晩化粧水100たたき。料理苦手。暗所恐怖症…など。 まだまだあるけど本人と私しかしらない。中には私しか知らないのもある。 今は6月6日の放課後。 むし暑い日。そんな中、私達は走って校門に向かった。 キーンコーンカーンコーン―… 「っぶねー…」 「てか輝入っちゃって良かったの?」 「なんとかなるよ…多分」 「ここ女子校…」 「知ってるよ!」と恥ながら言う輝に笑ってしまう。 そう、私と乃愛は女子校に通っている。 門の前じゃ誰か通るから、という理由で体育館裏まで来てもらった。 輝と私は幼なじみだけど恋愛感情というものを持ったことがない…訂正、あるかもしれない。いや、ある。 乃愛とでかけようとした時に隣の家からちょうど輝が出てきて乃愛の一目惚れ。 あー… 「私も青春したーいっ」 「すれば?」 「あれ、今声に出てた?」 「うん」 「普通に」 「あははー…」 「てかお前モテんじゃん」 「そうだよ」 「えっそんなことないよ!ぜんっぜんモテない!」
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