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「美桜ー、乃愛ー。」
「迎えに行ってあげて」
「分かったーっ」
輝くーんと階段を降りていく乃愛。
今のうちにベッドの下にある物を片付けなくちゃ。
流石にヤバイ。
雑誌、化粧水の空、ラノベ、使い古びたバッグに財布、衣替え前の服、コートなど…。
まじでヤバイ。
急いで片付け始める。と、すぐに階段を上る足音が聞こえてくる。
だんだん近づいてくると共に私の手も早まる。
「美桜ー」
「入るぞー」
「ちょっと待って!今着替えてる!」…と言った時にはもう手遅れだった。
『着替えてる』という理由をつけようと思い本当に着替えていたら乃愛…ではなく輝がドアを開けてしまっていた。
三人とも唖然としている。
まるで時が止まったかのように。もちろん私は下着の状態…
「でてけバカーっ!!!」
我にかえったのか急いでドアを閉める輝。
「何考えてるのよ…まったく」
こんな感じの事は今までに何回もあった。
突然遊びに来たり、カーテン開いてたり。
夜だと親にバレないように窓から入ってきたりもする。
「美桜?…って輝じゃん。何?彼女?」
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