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食欲もない。睡魔もない。生きているのかも、分からない。 聞き慣れた着信音で我に返ると、新着メール一件“ゆと“ と、表示されていた。 〈具合大丈夫?ゆうりのこと、家まで送って来たよ。ゆうり、いつも通りだった。〉 その文のずっと下に、画面をスクロールしなければ見れないほど下に、一行…文があった。〈一人で抱え込むな〉と。
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