旅立ち
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私はかつて、白い悪魔と呼ばれていた。 数多くのパン達をこの手であやめてきた。気付けば、私の真っ白な手は、赤く染まっていた。 私は疲れていた。 耳にこびり付いたまま離れない悲鳴と怒声が、毎晩のように私の眠りを妨げた。 そんなある日、私は神のお告げを聞くことになる。 『聞こえるか、白米太郎』 それが私と、絶対神“焼おにぎり”との出逢いだった。
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