私の日常

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「おはようございます」 毎日無駄に長い廊下を歩いて、自分のクラスである1-Aに入る 挨拶が返ってこないのも睨まれるのもいつもの事でもう慣れた 自分の席に着いてカバンの中身を机の中に入れる 私が嫌われている理由は2つ。外部生だからと髪色だ この学校はよくも悪くも仲間意識が強い 自分達の輪に知らない奴が入ってきたらまず警戒するし、おまけに私の髪色は異色だ これだけで嫌われる要素は揃っている 数少ない女子とも話せず、いつも1人で過ごしている でも、こんな生活も悪くはない 面倒事に巻き込まれないし、BL妄想をしていても目立たない しかもここは萌えの宝庫ときた ぼっちはぼっちなりに(腐女子的に)楽しい生活を送っている もちろん帰りまで誰も話し掛けてこないし、自分から話す理由もない これが私、佐伯 陽の日常だ
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