出会ってしまった二人

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 さてどうしよう…4万も貸してくれる友達なんていないし…いや、もし貸してくれたとしても怪しいし。もう、百均で売っている子供銀行発行の100000円札でもいいでしょ!もうそれしか方法がないよ!    俺はそんなことを考えながらフローリングに敷いてある布団にゴロゴロしている。なんかお腹もすかない、もし空いていたとしても喉に通らない。もう今日で最後かと思うとやる気がでない。 「はぁ…楽しかったな、ひとり暮らし」  そんな言葉を口にし、俺は電気を消し床についた。ちなみにまだ22時にもなっていない。  *  午前6時。いつもよりはやく目が覚めた俺は、洗面所に向かい歯ブラシを手に取る。パジャマに着替えず、服のまま寝てしまったため、しわ等で服がよれよれになってしまった。靴下も履きっぱだったので、足が蒸れてしまって足が痒い。朝から最悪だ。  …というか、今日という日は最悪だ。  ふとドアについている郵便受けに目をやる。そして歯を食いしばった。  なんで郵便受けを見てなかったんだ…どうせ新聞もとってないし、入ってるの広告だけだろうと思ってたから見てなかったのに。今度からちゃんと見ておこうと思う。  まぁ…今度という日がくるのかわからないけどね。俺は口元をあげ、ニヤッと笑った。とても不気味な笑顔だった。
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