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とーまくんはその度軽く流すから、俺はますますムキになる。
だけどそうやって絡んでるうちに、俺はとーまくんから目が離せなくなっていた。
坂下東間センセ。
好きだよ、すごく。
放課後の教室で、とーまくんと机挟んで向き合うのは何回目だろう。
毎回理由は様々なんだけど、よく覚えてない。
だって目の前にとーまくんがいるのに、つまんない話なんか聞いてらんない。
黒い髪。さらさらしてて、きっと触り心地もいいんだろうな。
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