二章 責任

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ただ、そこにあの少女を見つける事は出来なかった。 私はひどく自分を責めたのを覚えている。 結果を急ぎすぎた結末はひどいものだった。 同胞を失い、少女も死んだと思った。 堪えきれなくなった私はそのまま騎士団を逃げるようにして去った。 しばらくは様々な想いの葛藤に悩まされた。 それを払拭するかのように各地のモンスターを討伐して周った。 誰も危険な目に遭わせる事なく、私一人の力でこの大陸を開拓してやるんだ。 そう思っていた。 死者の森で、あの少女に再び出会うまでは。
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