一章 邂逅
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壁を貫いた鋭利な角と青みを帯びた鈍く光る刃が触れ、角の表面が綺麗にこそげ落ちた。 鱗のようなものが剥がれた鋭利な角のようなものは、そのまま暴れるように左右 に大きく揺れる。 建物ごと倒壊するかと思うような勢いで壁が崩れ落ちる。 角の主であろう巨大な体躯の四足歩行をする生物の姿が露わになる。 発達した四肢を大きく踏み鳴らし、怒りを表現するかのような動きを伴いながらそのまま突進を仕掛けて来る。
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