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「信ちゃん、よう来てくれたなあ!」
「おお、ヤス!元気しとったか!」
村上君は入ってくるなりヤスの頭をわしゃわしゃっとかいた。ちょ、ヤスは猫ちゃうんやけど。
「村上君、横山君は?昨日、横山君ち泊ったんちゃうん?」
俺は村上君の気を引くために、当然来るんやと思ってた横山君の不在を問いかけてみた。
「おお、下で車で待っとる。ヤス、ごめんやけどあとでヨコにトイプー見せたってくれへんか?あいつトイプーめっちゃ好きやねん。世界で一番可愛いて言うてるくらいやから。」
うわ。
なんか横山君と村上君て、相思相愛…とはちょっとちゃうねんけど、お互いのこと常に考えてんねんな。
黙ってても分かり合えてるって言うか。
実は、こんな2人に憧れてて、俺もヤスとこんなふうになりたいな、と思ってます。
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