アニマル

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* 「すばる、だいじょぶか?」 昼。 昨日の酒が残ってんのか、すばるが座席でつっぷしとる。 「うーん」 「あれぐらいで二日酔いなんてお前も老いたなぁ~。カッカッカ!顔も一気にオッサンになったで?」 「言うな。白いのの保存状態がイジョーにええだけや。俺はフツーや!」 「うはは!せやな。ほい。弁当。」 「ありがとぉ」 「とりあえずこれで研修半分終わったで」 「ゴーモンやな、ほんま。まだフツーに仕事しとった方がマシやわ」 「せやな。なぁ、昨日あんなに飲んだんさ、まるとうまくいってへんのか?」 「お前はいきなりぶっこむなあ!」 「きになっててん。どやねん」 「…ヒナはさ。ヨコとどうなん。そのぉ…」 「夜?」 「う、お。そう。夜」 「俺はしたなったら言う」 「なんて言うん?」 「しよって」 「軽っ!で、ヨコはなんて言うん?」 「『お~』とか『そう』とか返事こそぼんやりしとるけど、フツーに応えてくれるで」 「そうなんや…」 なんだか不安そうな顔するすばる。なにがあったん?
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