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「まるってめっちゃ好きそうなイメージやねんけど。それで困ってんのか?」
「うーん。一緒に住み始めた時は、そらあ、もぉ毎っ晩!ああっ!俺、死んじゃうっ(性的な意味で)って感じやってんけどさ。ここ三カ月くらいなんっにも。」
「してへんの?」
「してへん。セッ○スレス!」
「浮気するようなバイタリティはなさそうやし、嘘もヘタクソそうやからな…」
「俺もそれはないと思うねんけどぉ、強いて言うなら仕事?かもしれん。ここんとこずっと夜勤ばっかですれ違っててさ。夜と昼が逆転しとるから。休みも一緒にならへんし。疲れてるとこにさ、俺から誘うのもなんか。なんかっ!違うやん!」
「違わへんよ。いったれよ。疲れマラっちゅう言葉もあるで」
「俺は待っときたいねん」
「何を?」
「そのぉ」
「まるから誘ってくるのを?」
「おん」
「そんなんやったら、お前らずっとセッ○スレスやで!」
「ヒナァ!でっかい声でそんなん言うな!廊下に響いてる!」
ちょっとイライラした声出して、ヨコが立ってた。
「おお、ヨコ!あ、今日研修終わったらあんたん部屋行っていい?」
「あかん」
「なんで?ええやん」
「何をすんねん」
「セッ○ス」
「おま、ドーブツよりドーブツやなっ!」
「はははははは!」
すばるが笑った。
ヨコが真っ赤になっとる。
ああ、なんやしらんけど、ずっとこうしてたいなて思う瞬間やなぁ。
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