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えーとえーと話題変えよ。
「すばる君さぁ、俺が新人だった時に助けてくれたやん。あん時さぁ、俺、ほんまにありがとぉって思ってんで?」
「は?俺、なんかしたか?」
「えっ!忘れたん?」
「なんっにも覚えてへん」
「マジで?あかんな、すばる君は」
「人をあかん奴みたいに言うなよぉ!」
て、俺が新人で、右も左もわからんくて、内と2人でどーしよどーしよ言うしかできひんかった時、すばる君がぴゃってフォローしてくれて、なんとか解決した仕事の説明をしよと思ったら、
バッ!
って、めっちゃでっかい、そらもう景気の良い屁をこいた。
すばる君が。
車ん中は2人だけやから、おもろいから、思わず見るやん。見るしかないやん。
ほんなら、隣のすばる君と、もちろん目が合うやん。
すばる君は、屁ぇこいといて笑いもせんし、逸らしもせん。
「……。」
「……。」
見つめてやんと、何か言えよっ!
いったい俺にどぉせぇいうねんっ!
そんなスキルないわっ!
よかーま君や村上君ちゃうんやから、そんな球は拾われへんて!
ていうか、くっさっ!!
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