11人が本棚に入れています
本棚に追加
/40ページ
(#゚;;-゚) 「……」
彼女は途方に暮れていた。
見上げた空は雲1つ見当たらない青空だった…だが今は近辺から立ち昇る黒煙のせいで非常に心が落ち着かない。
(#゚;;-゚) 「……ダメか」
母への電話も繋がらない。
両親と弟は今、海外に滞在しているため"コレ"には巻き込まれてはいない。だが世界中で起こっていたらと思うと不安で堪らなくなる。
(#゚;;-゚) ー3
諦めて携帯を閉じ、周囲を見る。
昼下がりのマンションは普段なら人気も少なく、のどかな風景な筈だ。
しかし現在。斜め後ろに傾いたマンションと、その近くをさ迷う入居者達で埋まっていた。
最初のコメントを投稿しよう!