Ⅱ
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「先生、ありがとう!」 目の前の少年が笑顔で言った。 「どういたしまして!一応、傷口は止めただけだから、お風呂の時は気をつけてね?」 私は、少年の頭を撫でると、少年は笑い、 「はいっ!これ、治してくれたお礼!!」 と言って、ポケットに溢れんばかりの野イチゴをくれた。 「あれ?これ、どうしたの?」 と、私が少年に聞くと 「山で取ってきた~!じゃあね~!」 と言いながら、家に帰って行った。
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