三夜

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二人を見送ると、木戸ものびをして立ち上がった。 「俺も帰るわ、泉実さん。この分だと天気よくなって仕事できそうだし。」 あの土砂降りと雷、嘘のようになくなっている。 ・・・・・・ もしや、フランケン青年についてきた雷だったんじゃあ・・・・・・ ・・・・・・気のせいだな、きっと。 「じゃ、おやすみ。」 「おやすみなさい。お気をつけて。」 狼男の木戸の住まいはわからない。 この辺だろうか。 いつも夜中まで、時には朝まで飲み食いしていくんだが。
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