60934人が本棚に入れています
本棚に追加
「泉実さん、気にしなくていいんだよ。あれ、すっげえわがまま言ってただけだし。」
「そうよねえ。なんだかんだで、主人公で姫って呼ばれてて、王子様と結婚なんだから、恵まれてるわ。」
「そんなものなんでしょうか。」
「そうそう。」
木戸と琴子さんは、本当にあっさりしたものだ。
彼らは、元々そういう思考なのだろうか。
親指姫をヤタに押しつけてきたミハイさんは、まだ不機嫌のままワインを飲んでるし。
どうするかな・・・
「平等なんぞどこの世界の夢物語だ。甘ったれめ。」
わああ・・・まだ怒ってるよ。
最初のコメントを投稿しよう!