60885人が本棚に入れています
本棚に追加
/1370ページ
俺の顔に、笑顔が張り付いた。
それを見た木戸と琴子さんが、慌てて皿を持ってテーブル席に避難した。
・・・久々に怒っていいよな?
「わあ、ありがとうございます、ミハイさん。」
「だろう?さあ、指を。」
「でも、無駄遣いは感心できませんねえ。お金は、ちゃんと考えて使わないと、あとから後悔しますからねえ。」
俺は、吸血鬼の手から指輪を引ったくった。
大きなダイヤがついているが、かまうものか。
俺は、レジ子さんのところに行った。
「レジ子さん、これ換金して。」
最初のコメントを投稿しよう!