八夜

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俺の顔に、笑顔が張り付いた。 それを見た木戸と琴子さんが、慌てて皿を持ってテーブル席に避難した。 ・・・久々に怒っていいよな? 「わあ、ありがとうございます、ミハイさん。」 「だろう?さあ、指を。」 「でも、無駄遣いは感心できませんねえ。お金は、ちゃんと考えて使わないと、あとから後悔しますからねえ。」 俺は、吸血鬼の手から指輪を引ったくった。 大きなダイヤがついているが、かまうものか。 俺は、レジ子さんのところに行った。 「レジ子さん、これ換金して。」
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